今では集客では必要不可欠の存在となったLINE公式アカウント
公式ラインは、0円から始められる本当に初心者でもおすすめなツールです。
それにも関わらず、使える機能は数えきれないくらいあります。
しかし、あなたは公式ラインの機能を満遍なく活かせていますか?
実は、無課金状態でも十分といっていいほどの機能がそろっているのにも関わらず、
90%が公式ラインの機能を活かしきれていなく、
自信の商品をアピールできずリスト取りや販売で損をしてしまっています。
今回は、公式LINEを開設した人向けに、初めに絶対に覚えておくべき
集客・販売で必要不可欠な公式ラインの機能を解説していきます。
初めに必ず覚えておくべき公式ラインの機能12選
プロフィール
プロフィールは、ライン公式アカウント登録時に出てくるページで、
顧客に初印象を与える重要なページです。
画面一番右下にある「パーツを追加」を押すと、「自由記述」「お知らせ」「クーポン」など、
それぞれの運用目的に合わせた追加したい項目を選ぶことができます。
※既にあるものの追加はできません。既にあるものは削除することができます。
「自由記述」や「アイテムリスト」を使って自身のアカウントのやっていることや商品を表示したり、「よくある質問」で登録者の気になりそうなことを書いたり、「ショップカード」を表示したりなど、登録者がどんなものを求めているかを考えて、このアカウントはこんなアカウントだよ!ということをアピールしましょう。
メッセージ配信
メッセージ配信は、登録者に向けて一斉に配信する機能です。
メッセージだけでなく写真やクーポン、リッチメニューなど、いろんなコンテンツを配信できます。
送る対象を特定の人たちに絞り込んだり、配信日時などを細かく設定することも可能です。
ステップ配信
ステップ配信は、登録してこのメッセージ、1日後にこのメッセージ、3日後にこのメッセージと、
日時を指定して複数のメッセージを自動で配信できる機能です。
この際、属性に分けて自動で送るメッセージを分けることも可能です。
分単位、時間単位で送ることはできません。
ステップ配信は、日にち単位でメッセージを送ることはできますが、1通目を送ってその1時間後にこのメッセージを送るなどのように、分単位、時間単位の設定はできません。配信日時の細かい設定はできません。
何日後の8時から9時といった設定は可能ですが、メッセージ配信と違って8時45分などと細かい時間設定はできません。8時から9時や、13時から14時と、その間のどこかで配信されるという形になってしまいます。
応答メッセージ
登録者からメッセージを受信したときに、
事前に設定しておいたメッセージを自動で返信する機能です。
応答メッセージには、[一律応答]と[キーワード応答]の2つがあります。
[一律応答]は、登録者から受信したすべてのメッセージに対して返信されます。
[キーワード応答]は、こちらで特定のメッセージに対する返信内容をあらかじめ決めておいて、
登録者がそのメッセージを送った際にその返信内容を自動で送信する機能です。
[チャット]の応答時間設定で、応答時間を設定し、応答時間外に送られてきたっセージに対して
「ただいま営業時間外です。」といった使い方も可能です。
リッチメッセージ
画像を押したら特定のリンクやクーポンに飛ばすことができる機能です。
画像を使うことで、視覚的にアピールすることができ、タップ率も上がります。
「テンプレート」からリッチメッセージの形を設定し、最大6画区まで設定することができます。
画像を選んでそれぞれの画像に押した後のアクションを設定し、「自己紹介」「サービス内容」「料金案内」「お問い合わせ」など、登録者のニーズにあったリッチメッセージを作りましょう。
カードタイプメッセージ
複数のコンテンツを一つにまとめて送信できる機能です。
横にスワイプすることで複数のカードが見れるカルーセル方式のため、
縦に文章が長くなってトーク画面が埋まってしまう心配がありません。
カードは最大9個まで設定することができ、
一つのカードにつき最大2つまでのアクションボタンを設定できます。
中でも、画像のみや商品、人の紹介など、
目的に合わせて4つのカードタイプから選ぶことができます。
クーポン
ライン上で簡単に電子クーポンを作成できる機能です。
普通のクーポン以外にも、[抽選付きクーポン]、クーポンを他の人に紹介することで、
紹介した人と紹介された人両方がクーポンを獲得できる[友達紹介クーポン]があります。
画像、有効期間、使用回数などを自由に設定し、
さらに細かく円引き、%引き、割引強調の打ち消し線など、
クーポンタイプも細かく設定することができます。
クーポンの配布から友達追加を促したり、客のリピート率を上げたり、
集まる仕組みにつながるオリジナルクーポンを作成しましょう!
ショップカード
簡単にポイントカードを作成でき、
来店ごとや購入金額ごとに指定したポイントを付与することができる機能です。
QRコードでポイント付与をし、ゴール到達時の得点、途中の中間ゴール特典も設定できるため、
リピートを促すことができます。「ポイント付与」から指定のポイントごとの印刷をして、
客にスキャンしてもらうことでポイントを付与できます。
さらに不正利用の防止として、同日中や指定時間内のポイント付与の制限を設けることも可能です。
あいさつメッセージ
友達追加されたときに自動で送信されるメッセージです。
ブロック解除された時も自動送信されるかの設定も可能です。
友達追加時は、一番客の熱量が高いタイミングなので、
登録者にどんなことを起こさせたいかを考えて設定しましょう!
リッチメニュー
トーク画面の下に常に表示される画像メニューで、公式ラインの顔とも呼ばれる重要な機能です。
こちらのさっきのリッチメッセージとの違いは、常にトーク画面に表示されているかどうかです。
そのため、表示期間なども設定でき、リッチメニューの下に表示される
メニューバーのテキストやメニューのデフォルト表示の有無も設定できます。
その他の設定方法はリッチメッセージと同じで、
使用したいテンプレートを選んで画像を選び、各画像のアクションを設置します。
チャット
登録者と1対1のやり取りができる機能です。
カードタイプメッセージやクーポン、あらかじめ設定しておいた定型文の送信やタグ付け、
さらにはこちらから相手に通話リクエストをかけて、電話をすることも可能です。
・友達側からメッセージを送ってもらわないと利用できない
個別チャットは、友達登録しても向こうから何かメッセージを送られないと
チャットを送ったり、タグ付けすることはできません。
そこで、先ほどご紹介した[応答メッセージ] の [キーワード応答]で、
相手に何かテキストを発言させ、こちらのチャットに表示することができます。
分析
分析機能は、これまで紹介してきたメッセージやリッチメニューなどで、
客のアクションを細かく分析したり、メッセージ通数や友達追加数などを確認することができます。
アカウントの機能を使って集客や企画を行い、今後の施策を立てていく上で重要な機能です!
中でも、最も重要な確認すべき分析部分をピックアップしてご紹介していきます。
友だち分析
友達追加追加数、ターゲットリーチ、ブロック数を期間ごとに確認できます。
ブロック率が多い場合に企画の見直しやリッチメニューの変更などが考えられます。
また、友達の属性、流入経路ごとの友達追加数も確認もできます。
メッセージ通数分析
これまでのメッセージ数だけでなく、配信、チャットそれぞれの配信数を確認することができます。今の自身の使ってる月額プランのメッセージ数に合わせて、
絞り込み配信をしたり、プランを変えることが必要なので、定期的な確認が必要です。
メッセージ配信、あいさつメッセージ、リッチメニュー、クーポンの分析
開封率、クリック率、ユニークユーザー数などをすべて閲覧できます。
リッチメニューではボタンごとのクリック率の閲覧も可能なため、
クリック率が高いボタンとクリック率が低いボタンから原因などを分析することができます。
これらは企画と改善を繰り返していくうえで特に重要な分析項目です。
分析の結果から今後の施策に必要な機能を、次の上級者向けの機能でより詳しく説明していきます。
上級者向け配信機能
ここまでライン公式アカウントで必ず知っておくべき機能をご紹介していきました。
ここからは少し上級者向けの機能をご紹介していきます。
アカウントの友達が増え、その分メッセージ通数も増えたり、
友だち数を活かした機能でさらなる成約率につなげていく上でとても重要な機能です。
A/Bテスト
「メッセージ配信」の「高度な設定」から選べる機能です。
どちらの配信が良いのか?となった時に、実際に二つの配信のテストを実行できる機能です。
ライン友達の全ユーザーの半分を対象に、A/Bテストを行っていきます。
この際に、50%の確率で片方にAの配信をし、もう片方にBの配信をします。
(確率は自由に変更できます!)
ここで、結果の分析でよかった方を残りの半分のユーザーに発信できます。
リッチメッセージがいいのか、カードタイプメッセージがいいのかなどと、
どちらの方が効果的かと迷った時におすすめな上級者機能です。
・5000名以上のターゲットリーチがいないと実行できません。
そのため、かなりの友達数が必要となります。
リサーチ
登録者から意見を集計できるアンケート機能です。
初めにトーク画面に送られてくるリサーチ名や画像、説明文、期間などを設定し、
その次に質問内容を入力します。性別、年齢、移住地の他に
自由形式の質問で、選択式の質問で自由に質問内容と選択肢を決めることができます。
・自由形式の質問は、認証済みアカウントでないと記述回答式の質問ができません。
・回答者が20人以上いないとアンケート結果を閲覧できません。
・個人の回答内容の特定はできません。
・リサーチ期間(アンケートの期限)が終わるまで結果を閲覧できません。
属性で絞り込み
友達期間、性別、年齢、OS、地域からターゲットを絞って、特定の人に一斉配信をできる機能です。
絞り込み配信を行うことで、関係ない人にも配信をしてしまい
ブロックされるということを防ぐことができます。
また、余分なメッセージを消費せず、濃い見込み客にのみ発信をできるため、
効率よくメッセージ通数の節約をすることができます。
・対象が50名未満だと実行できません。
オーディエンス
特定のメッセージやリッチメニューをクリックしたり、友達追加経路から絞って
配信をできる機能です。送ったコンテンツにクリックしてくれた方だけに配信を送ったり、
チラシから来た人、各SNSから来た人にそれぞれ分けて配信するなど、
より細かいターゲットを絞って配信することができます。
また、チャット設定で特定の方にタグ付けをして、そのタグが付いている人にのみ
配信を送ることも可能です。タグをついている人には1名から配信が可能なため、
アカウントを始めたての方にもおすすめな機能です。
・「チャットタグ」でタグで絞る以外のオーディエンスタイプでは、50名以上の母数がいないと実行できません。
配信メッセージの上限設定
「メッセージを作成」の「高度な機能」から選べる機能です。
メッセージ配信やステップ配信の際に、配信数の上限を設定できます。
残りのメッセージ数が200通の時に上限を「200」に設定するといった
月額のプランに合った使い方ができます。
他にも、一斉配信で上限を「3」に設定し、ランダムで3名にプレゼントを当てる
などといった使い方もできるので、この企画を利用して友達追加を促すこともできます!
キャンペーン
個々の配信の分析だけでなく、複数の配信の開封率やタップ率といった分析を
まとめてみたいときにおすすめな機能です。複数の配信をまとめて
イベントごとや月ごとの配信結果を見ていく上でとても見やすくなります。
配信をする際に「キャンペーンを設定」にチェックを入れ、
カテゴリーに入れることで指示することができます。
認知・集客機能
ここまではLINE集客から売り上げにつなげる覚えておくべき機能についてご紹介していきました。
ここからは、公式LINEの中でもより認知・集客に特化した機能についてご紹介していきます。
友達を増やす・友達追加経路
オンライン、店舗での宣伝ごとに、友達追加を促すための各媒体にあった友達追加機能があります。
オンラインではURLやQRコード、ECサイトなどでも使う友達追加ボタン。
先ほど紹介したクーポン機能の一部である[友達紹介クーポン]では、
ユーザー同心で自身のアカウントの追加を促すことができます!
店舗での宣伝では、[ポスターを作成]で案内用のポスターを作成したり、
ショップカード取得時に友達追加を促すことができます。
さらに「友達追加経路を設定」からは、
どこのQRコードやURLから何人が友達追加をしているかを判別できます。
どのサイトからは最も友達登録があったかなどと確認し、
労力対効果・費用対効果の分析に向いているツールです。
・QRコードやURLから特定された個人を特定することはできません。
・QRコードやURLを保存しておかないと後ほど確認表示できないため、自分自身で保管しておく必要がある。
友達追加広告(中級者以上向け)
配信先と予算の設定をし、LINE VOMやLINE NEWS トークリストに
自分の公式LINEの広告を出すことができる機能です。
性別や年齢、興味関心などでターゲットを絞っていく中、細かい地域から絞り出すことも可能です。一人当たりの予算はおおよそ300円前後ですが、
友達が追加されて始めて課金がされるCPF方式のため、
友達が一人も集まらなかったら1円も課金する必要がありません。
そして実際に友達追加された新しい登録者には、
メッセージ配信やクーポン、リッチメニューなどを活用して、
商品の購入や来店を促すためにどんな配信をするかが大事です。
LINEVOOM(中級者以上向け)
縦長の動画をLINE VOOMでも投稿して認知を得たり、
長文の文章や画像の投稿にも向いている機能です。通常のメッセージ配信よりも、
LINE VOOMに投稿することで長文を文章・画像とともに見やすくさせることができます。
長文で投稿すると、専用のURLを出すことができるため、
メッセージ配信やリッチメニューのアクションとして使うことも可能です。
ライン公式アカウントで投稿したものをLINE VOOMでもついでに投稿ができる形になるので、
インプレッション数やクリック数、コメントからの分析を活用し、
自分のアカウントの認知を得るための投稿をしていきましょう。
まとめ
以上で、LINE公式アカウントの機能についてご紹介してきました!
後半の方では、上級者向けの特定の条件を満たしてからでないと
利用できない機能についても触れました。
しかし、公式LINEを運用していく上で本当に重要なことは、ただ機能を覚えるのではなく、
実際にそれを自分のアカウントの方向性にどう活かしていくかになります。
登録者の気持ちに寄り添って、登録者にどんな行動を起こさせたいのかというのを考える。
そのためにリッチメニューやクーポンといった機能を使い、教育をしていく必要があるのです。
そこで、必ず分析でアクションの推移を確認し、今後の施策のために
アンケートで登録者がどのようなことを求めているのかをリサーチする。
そういった顧客の理解と企画が重要になってきます。
まずは基本の機能をしっかりと抑えて、登録者が増えていくにつれてオーディエンスや
A/Bテストといった上級機能も使い、分析や認知・リサーチの幅を広げていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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